ファンクショナルトレーニングという概念
トレーニングの概念の一つに「ファンクショナルトレーニング」というものがあります。
何をしてファンクショナルトレーニングだという明確な定義は特に存在しません(あくまで概念)。
「ファンクショナル」とは、日本語で「機能的」を意味し、一般的な筋力トレーニングと大きく違う点は、「動作の機能改善、向上」を目的として行うトレーニングで
一般の人であれば日常動作の、アスリートであればその種目においての機能向上を目的とした
ものとなります。
一方で従来のウェイトトレーニングは対象となる(鍛えたい)筋肉に対して、
「正確なフォームで不合理かつ理不尽なストレス」を与えることを目的とし、
極端な話、ボディービル的なトレーニングを突き詰めると、いわゆる使えない筋肉(私はこの表現は大嫌いなのですが)になってしまう可能性があります。
このような文だけを読むと、ファンクショナルトレーニングの方が優れたトレーニングに思われますが、あくまでも「動きや競技」での機能性であって、筋肉そのものの機能性の問題ではありません。
(むしろ筋機能は従来のトレーニングの方が優位に向上します。)
OKCとCKC、ファンクショナルトレーニングとボディービルトレーニング、アイソレートと
コンパウンド,インナーマッスルとアウターマッスルなどトレーニングの分け方は
色々とあるのですが、明確に良い、悪いで分類するのではなく、
その時の状況に応じて、特性を理解した上で使い分けるのが重要です
(これをピリオダイゼーションといいます)。
長々と書きましたが、トレーニングにおいて最も大事な事はマンネリの打破だと私は考えます。
トレーニングプランは長期的に多様性をもって行いましょう。
ピリオダイゼーション(期分け)についてはまた後日。
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