ストレッチの種類と目的②
動的ストレッチ
関節を繰り返し大きく動かし、目的の筋肉の伸張と収縮を繰り返すストレッチです。
スポーツや動きのパターンに特異的な動作で実施する時もあります。
動的ストレッチのポイント
反動は付けずに可動域いっぱいにスピードをコントロールして行います。
(反動をつけるとバリスティックストレッチになります。)
バリスティックストレッチ
反動をつけて、ゆっくりとリズミカルに筋を伸張させるストレッチです。
バリスティックストレッチのポイント
①過度に大きな反動をつけると、怪我をする恐れがあります
②反動は最初は小さく、徐々に動きの範囲を広げていき最終的に可動域いっぱいで行うようにします
③単独で行うよりも、静的ストレッチと組み合わせて行う方がより安全で効果的です。
PNFストレッチ
PNF(固有受容体神経筋促通法)は筋の緊張を高めたり、筋を活動させることで筋を弛緩させるテクニックで、関節可動域を広げる有効な方法として知られています。
PNFストレッチのポイント
①PNFストレッチはパートナーが必要なため、一人では行えません
②対角らせんの動きで行う(筋の付着にそった動き)
③体幹(近位)の力を遠位に伝える
④関節の圧縮、離解を行い、関節の動きを潤滑にする。
⑤パートナーがPNFストレッチに熟練していないと正しいテクニックで行えなくなり、
逆に危険なものになってしまう可能性があります。
このようにストレッチにも様々なものがありますので、状況に応じて使い分けるのが大切です。
0コメント